ニュージーランドのお母さん

ニュージーランドのお母さんに共通して言えることがあります。

 

子供に感謝を伝えるよう言うことです。

 

レジの仕事をしていたとき、

お母さんと子供がお菓子を持ってレジに来ました。

 

お金を払い終わり、

子供がお菓子を受け取ると、

 

”ありがとう”

と、言いました。

 

これは、

お菓子を買ってくれたお母さんに対してだけでなく

レジの人に対しても言いました。

 

もし、”ありがとう”と言い忘れている子供がいたら

 

”Say thank you!”

“What do you say?”

と子供にそっと教えます。

 

 

私が子供の頃、

お菓子やおもちゃを買ってもらったら、

 

母に対してだけ

”ありがとう”と言っていました。

 

 

ニュージーランドの子供は

感謝の言葉を伝えることがしっかり教育されています。

 

ほぼ100パーセントと言っていいほど

小さい子供でも、レジの人に

 

”ありがとう”

と伝えます。

 

 

話が変わるのですが、

 

ある日、

3歳くらいの子供がお菓子売り場の前で

泣きじゃくっていました。

 

子供は棚を蹴り始めました。

 

店のスタッフは

棚が倒れて危ないから蹴らないでね。

 

と子供とその母親に注意しました。

 

 

すると、母親は

 

”ここで私は子供を引きづり出すこともできる。

でも、そうすると子供が

 

なぜ”怒られているのか

この後”どのような”行動をとればいいのか

 

学ぶ機会を失ってしまうわ。

だから、もう少し時間を下さい。”

 

と言ってきました。

 

 

アジア出身のスタッフは、

”私の国だったら、親が店から引きづり出してるわ”

 

と。

 

他人への迷惑を拒む私たちの国、価値観では

到底考えられない行動でした。

 

 

多少店側に迷惑をかけてまで

子供のことを第一に考えるお母さん、

 

そして、子供に ”なぜ?” を考えさせる

逆に私が考えさせられました。

 

 

どんな場所であれ、

子供が学ぶ機会はたくさんあるのですね。

 

 

確かに、ニュージーランド人は

何に対しても、すぐに”ありがとう”と言うなー

 

と感じていましたが、

おそらく、このような経験から来ているのだな

 

と感じました。

 

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