ニュージーランドのホームステイはボランティア感覚ではなくビジネス!
ほとんどのニュージーランドのホームステイは
日本のようにボランティア感覚ではなく、
’ビジネス’としてホームステイをしています。
-週末どこかへ連れて行ってもらえる
-夕食後、ホストファミリーと団らんができる
-家族の1人として扱ってもらえる
などと、
期待はしない方がいいでしょう。
中には留学生との交流が好きで
ホームステイをやっているホストファミリーもいますが、
多くのホストファミリーは
’お金の足し’という感覚です。
部屋が1つ空いているから
有効活用しようという理由で
ホームステイビジネスをはじめるファミリーがほとんどです。
現在のホームステイの1週間の相場は260ドルです。
一ヶ月で1000ドルの収入になります。
結構いいビジネスですね。
たいていこのようなホームステイ先は郊外が多く
シティーまでバスや電車で20〜50分くらいかかります。
ごくまれにシティーエリアに
ホームステイ先がある場合がありますが、
それを引き当てた学生は
ものすごくラッキーだと思ってください。
歩いて学校やシティまでいけるというホームステイ先は
ほとんど聞きません。
ちなみに、
私のホームステイ先は
シティまでバスで片道50分、
歩いてみると3時間半もかかりました。
本当に遠かったです。。。
そして、
ホームステイされる方は
知っておかなければならないことがいくつかあります。
それは、
どのホームステイ先も節約志向があるということです。
なんせ、ビジネスですからね。
-夕食が前日の残り物または簡素な食事
-洗濯物は家族全員一緒に洗う
-インターネットの使用制限あり
-シャワー利用の時間制限あり
-部屋にヒーターがない
など、
ホストファミリーは節約している
という気はないかもしれませんが、
これらは彼らの生活習慣でもありますからね。
日本人からみれば、
少し不便に思うかもしれません。
特に不便だと感じたのは
-トイレに行くときも電気をつけっぱなしにしない
-シャワー時間は10分まで
-夕食時間までに帰ってこないと夕食がない
-キッチンが使えない
といったことです。
でも、これは
ニュージーランドホームステイでは
ごく一般的なルールにしかすぎません。
ニュージーランドは原発がなく、
風力発電で電気をまかなっています。
そのため、
電気代に関しては日本の何倍もします。
5人家族の冬場の電気代で、
1ヶ月500ドル近くはいきます。
高いですよね。
電気を使う時は必要なときだけにしましょう。
そして、
キッチンやヒーターが使えないのは
結構不便です。
これらの消し忘れは火事の元になるので、
ホストファミリーは学生が火を使うのを嫌います。
実際、
ヒーターの消し忘れで火災アラームが鳴った
という話や、
キッチンの火を使っているにもかかわらず、
それを忘れて部屋で電話をしているうちに火が上がった
という話も聞いたことがあります。
そうなってしまっては、
学生どころかホストファミリーも家を失いますからね。
ビジネスどころではありません。
でも、
このルールは一般的なホームステイルールなので、
これを理由にホームステイを変えようとしないでくださいね。
このルールが厳しいと思うのであれば
フラットを探すことをオススメします。
また、
あまり面倒見よくないホームステイ先に
当たってしまうと、
家族で旅行に行くので夕食代を1週間分渡され、
一人で家にいることになったり、
夕食時間に少しでも遅れるとごはんがなかったり、
毎日全く同じ食事が出てきたり、
このようなホームステイ先は
聞いていて少なくはありません。
このように何か問題がある場合は、
ホストファミリーと直接話し合うか
エージェントや語学学校のオーガナイザーを通して
話し合ってくださいね。
最後に、
ホームステイを希望する人は
英語を話す機会がある、
ニュージーランド文化や習慣が学べる、
といった理由でホームステイを選ぶ人が多いと思いますが
食事が合わない、
家が寒い、
家が遠いからここにステイするのは嫌だ
など、
同時に不満に思うこともあると思います。
本来の目的である英語を話す機会があるだけで十分
とわりきって滞在するのも悪くはないかと思います。
学校から家が近くて
食事がおいしくて
部屋が大きくて
ホストファミリーがフレンドリーで、
あれもこれも自分にいい条件を求めるのはほぼ不可能です。
ニュージーランドのホームステイはビジネスですからね。
自分の条件が1つでも満たされていればそれで十分だと
割り切ってホームステイしてみてください。
以外と慣れる部分もありますからね。
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